夏そのものよりは、夏が訪れるその前の、風が通り抜けるような爽やかな青空といじらしい紫陽花がともに青や藍を見せてくれる時期が、とても好きだ。
そんな季節になると、毎年と言っていいほど聞きたくなる歌声の持ち主がUA。
私のもとに渡ってきた、このアルバムの持ち主が、こよなく愛したUAの歌声を聞くと、懐かしさで、とても爽やかな甘い気持ちが胸を駆け巡る。
夏の日にさよならをした私たちは、いつか時間を重ねて過ぎて、青の色の彼方で、再び会えるのかな。その時は見つけてくれるのかな。私のほうは自信があるんだ、きっと君はあの日のままの姿なんだろうから。